live at choperia

ボーカリストとして初めてここパラグアイで立ったステージは
セントロにあるバー、チョペリア。
ベーシストとは違う緊張感。。

平日だというのにお客さんが一杯。
ブラジルからアルゼンチンからいろんな方がおみえです。

名前を呼ばれお披露目。
日系人も日本人もいない、
友達も知り合いもいない、、
そんな場所でのライブ。

この後結構こなしたんだけど、、、
言葉も通じなければ顔見知りもいないで
写真はほぼなし。。。

この日は息子が撮ってくれました。
その他いくらかだけどあるのでまた後日アップしたい。

私にとってはステキな機会で、
続けたいと思ったけれど、いろいろ悩んだ結果、
このスタイルでのライブはもう止めようと思う。

音楽の瞬間はいつだって素晴らしい。
この上なく幸せ。
そこに甘んじていつも自分自身の幸せを見失ってしまっている。
だから、この一瞬の幸せにしがみつく為に
自分の気持ちの居場所を犠牲にする事はやめたい。

とても素晴らしい音楽仲間に地球の裏側で
出会えた事に感謝しつつも、
自分の気持ちの在処を今は大切にしたい。

日本にいる間も絵に音楽にと
そういうものを通じて感じられる幸せだけを求めて来た。
けど、ふと現実に戻ると
虚しさしか残らない。
そのことで押しつぶされそうになって、
自分の気持ちを見失ってしまっていた。

朝起きた時に差し込む光を見て
幸せを感じたり、
たわいもない会話の中に
幸せを感じたり。
そんな当たり前の事が出来なくても
音楽が出来れば、絵が描ければ
自分は幸せであれると思っていたけれど、、、
今更気がついた。
間違っていた事に。

今再び、この仕事を続けたら
同じ事を繰り返すと思う。
自分の幸せではなく、音楽ができる喜びの為に生きる事になると思う。
それが出来るのもまた、素晴らしい事だけど、
同時にこれほどに虚しく苦しい事はないのです。
自分ではなく、 ステージに立つ、
一人の音楽家でしかない。

全て脱ぎ捨てた自分を今は探してる。
随分長い間出会っていなかったのだ。
その自分に出会えたら、私の音楽も絵も大きく変化する気がするのです。

まだまだ旅の途中。
少し遠回りし過ぎている。。
けれど少しだけ余裕を心に持ちたいのです。

xx

Ardi






xx

Ardi

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