El derecho de vivir en paz




スペイン語の歌紹介、第二弾。
でも今回は少しだけ伝えたいことがあったので、途中まで日本語です。

私のブログのPB数なんてほんとに微々たるものですが、
一人でもいいです。
なにか考える切っ掛けになってもらえれば。
そんな思いを込めてUPします。

この曲は平和に生きる権利と言って
ソウルフラワーユニオンの中川敬さんが日本語訳をつけたverをご存知の方も多いかと思います。

このビデオでは少しその歌詞を拝借しながら、シリア情勢と原曲を踏まえ歌っています。

静かに暮らし 生きる権利を
私は叫ぶ アレッポの空へ
飛び交う砲弾に 傷ついた街で
誰もが望む平和を

シリアは遠い 戦場となり
花々は皆 標的となった
月が輝き 悲しみ照らす
誰もが望む自由を

悲しいニュースがたくさん飛び交う毎日で。。
何もできないけれど黙ってはいられなくて。
この事実が忘れ去られないように、ただ記録したいと思います。
ほんとは絵に描こうと思ったんですが、今処方されている抗生剤が
私には強すぎて、手先がまともに動かない状況でして。。。
集中力もまばらでこの数日寝込んでいたため、、
弾き語りにしました。


別ブログにアレッポについて少し紹介しています。
何の話をしてるの?でもいいです、気になった方は是非、
もう少し読んでみてください。
↓↓↓
アレッポからのメッセージ



前置きが長くなってしまいましたが、この曲はチリのシンガーソングライター、Victor Jara / ビクトル ハラという人が1971年に作った曲です。アスタ・シエンプレ(コマンダンテ・チェ・ゲバラ)のキューバの歌手シルビオ・ロドリゲスらとともに、ヌエバ・カンシオン・ムーブメントの歌い手として知られています。

パラグアイではあまり知名度がありません。
というもの南米諸国というのはどの国も政治面で近代に至るまで恵まれているとはいえません。自由に音楽を楽しむまでに長い道のりがありました。
キューバ革命は61年、その10年後、やっとチリは社会主義国家を世界初選挙によって勝ち得ることとなります。しかし、軍事クーデターにより僅か3年で崩壊してしまいます。
そのクーデターで拷問を受け、包囲された人々と共に歌いながら亡くなったと言われている歌手、それがビクトル・ハラ。その後チリが民主化を達成する1990年まで国内では放送禁止となっていたそうです。

ちなみにパラグアイは1993年に民主化、それまでは行動制限、文化や思想などの統制、一般的な自由すらない独裁政権下にありました。現在も民主主義はあるものの与党独壇場の独裁政権です。
これは南米では珍しくなでしょう。その背景には、侵略の歴史と追いやられたインディヘナ。支配するものとされるものの関係。南米にはそういう柵が今も尚あり続けると思います。

皆さんが持っている南米へのイメージとは違っているかもしれません。
もしかしたら、チェ・ゲバラもビクトル・ハラもここではまだまだタブーなのかもしれませんね。
民主化されてから時間が浅すぎるのです。
失われた文化を多く背負う大陸だと思います。


話は戻って”平和に生きる権利”これは遠い南米の地からベトナム戦争について歌った歌。物悲しいけれど、愛に満ちたメロディがとてもきれいな曲です。
となりにいる人と歩幅を合わせて踊りたくなるような、そんなメロディ。優しさと愛情を私は感じます。


それでは直訳気味に訳してみましょう。

Victor Jara / El derecho de vivir en paz




El derecho de vivir 
poeta Ho Chi Minh,   
que golpea de Vietnam  
a toda la humanidad.  
Ningun cañon borrara  
el surco de tu arrozal. 
El derecho de vivir en paz. 

生きる権利を
ホーチミンは歌う
踏みつけにされたベトナムの
全ての人々について
どんな大砲にだって消せやしない
水田が刻む道を
平和に生きる権利を

Indochina es el lugar  
mas alla del ancho mar, 
donde revientan la flor  
con genocidio y napalm;  
la luna es una explosion  
que funde todo el clamor.  
El derecho de vivir en paz. 

インドシナは
遠く離れた海の向こう
花が摘まれるところ
虐殺とナパーム弾で
月が爆弾となり
全ての叫びを照らす
平和に生きる権利を

Tio Ho, nuestra cancion  
es fuego de puro amor,  
es palomo palomar  
olivo de olivar  
es el canto universal  
cadena que hara triunfar,  
el derecho de vivir en paz.

親愛なるホー、私たちの歌は澄んだ愛の炎
鳩舎の鳩、
オリーブ畑にオリーブのように
この歌は世界に響き
繋がりゆくだろう
平和に生きる権利を




 


   






世界中が小さな画面でつながる今。
誰もさして変わりはありません。
戦火の中に生きる人も
小さな画面から日々SNSを見るのです。
私たちと変わりなく。。。

当たり前の毎日を過ごしたいと望むことも
新しい音楽を発掘したいと思うことも
お洒落をして街に出てインスタにUP
世界中どこにでもある日常ではないでしょうか。

けれどもそんな日常に家族や大切な人を失い
自らも死の恐怖に震える人たち。

それもまた、私やあなたと同じく
スマホを操る普通の人たちの現状なんです。
私と何が違うだろう。
生まれた場所。
その程度じゃないでしょうか。
誰もが等しく持つ権利
同じ命が、魂が、
いとも簡単に脅かされることが辛くてたまりません。

悲しみの連鎖が起こり
憎しみは広がるでしょうか。
悲しいニュースが今日も流れます。


ビクトルハラの歌った
澄んだ愛の歌が連なり、
私たちは得る、平和に生きる権利を

ただ私は願います。



xx

Ardi


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